黒川 大樹

講師名 | 黒川 大樹 |
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講師名よみ | くろかわだいき |
都道府県 | 大阪府 |
プロフィール
私は両耳とも高度難聴がありますが、それを感じさせない、ともすれば健聴者ではないかと誤解を招きかねないほど流暢に話すことができます。皆様が抱かれているいわゆる「聴覚障害者」とは違う口達者な私ですが、そんな私だからこそ経験した様々な困難、そこから学んだことをお話しさせていただきます。
平成元年3月1日、大阪府大東市に生まれる。
4歳時に両側感音性難聴があることが発覚するも、聾学校に通ったのは幼稚部の3ヶ月だけで、以降は普通校に進学する。
小学校3年の春に横紋筋融解症を発症し、両足の筋肉が壊死。以後、度重なる運動制限もあり、運動とは無縁の生活を送るが、病弱な自分を克服したいと思い立ち、大学2年次の2008年春に独学でマラソン競技を始めた。
競技開始の翌年にハーフマラソンを完走、翌々年にはフルマラソンを完走。以後は全国各地のフルマラソン大会を主戦場とする。
2012年に100kmマラソンを完走したことを契機に、聴覚障害者にとっての世界大会である、デフリンピックの日本代表を目指すことを決意。同時に「自らと同じ障害、同じ病気に立ち向かう人々へ伝えられることは何か」を模索しながら競技に取り組む。その一環として聴覚障害者専用のランナービブスを考案、昨秋実際に大阪・富山・金沢のフルマラソン大会でも着用し、メディアからの取材も受ける。国内で初めて公認された「聴覚障害ランナー」として、現在もフリーで活動している。